「帝王切開だから産後の骨盤体操とかしなくていいんだよね?」
最近は産後に骨盤矯正を受ける事が浸透してきて
帝王切開で出産されたお客様も多いので
この前友人にこう言われてハッとしました。
意外と今でも
「帝王切開だと骨盤が開かないからケアは必要ない」
という誤解をされている方もいるのかもしれないですね。
帝王切開には骨盤矯正は必要ない?
結論からいうと、出産形態は関係ありません。
帝王切開であろうと、経膣分娩であろうと、無痛であろうと、
個人差こそあれ、骨盤は歪みます。
なぜなら、骨盤の歪みの原因は
出産そのものよりも、
その前後の日常生活に由来するものが大きいからです。
帝王切開であっても、同様の妊娠期間と産後の生活を送りますよね。
むしろ帝王切開の方が産後の体へのダメージが大きいくらいです。
帝王切開と経膣分娩の違い
帝王切開と経膣分娩を
“産後の身体に与える影響”という観点から
両者を比較していきます。
会陰切開の有無
会陰切開をすると(もしくは会陰が裂けると)
骨盤底筋群の付着部に傷ができることで
産後の骨盤底筋に影響があります。
帝王切開だと会陰切開の影響は受けずに済みますが、
お腹を切るので、メリットというには躊躇います。
手術の負担
いわずもがな、帝王切開は手術です。
開腹という身体にメスを入れる負担や、
術後の回復のために激痛の中歩かされるという
非常に過酷な負担を強いられます。
出産時の骨盤の開き
帝王切開だと出産時の骨盤は開かないと思われがちです。
確かに経膣分娩のように限界まで開くことはないです。
ただ、ホルモンの影響で、かなり緩くはなるそうです。
リラキシンの分泌
そのホルモンというのがリラキシン。
出産時にはオキシトシンとリラキシンが大量に分泌されます。
オキシトシンはよく愛情ホルモンなどとも呼ばれますが、
出産時には子宮を収縮させてお産を進める作用があります。
陣痛促進剤にも使われているそうです。
リラキシンは靭帯を緩めるホルモン。
骨盤を開くために必要なホルモンです。
妊娠初期から少しずつ出ていて、出産時にドバーっと出ます。
この影響が産後の「骨盤が歪みやすい状態」を作ります。
これらのホルモンは出産方法に関わらず
時期がくれば大量分泌するそうです。
特に緊急帝王切開だった場合には
経膣分娩の際と変わらないでしょう。
ただ、予定帝王切開の場合は
果たしてどこまで作用するか疑問もある、
と以前、助産師の先生が仰ってもいました。
帝王切開の人にこそおすすめしたい骨盤矯正
前述したように、帝王切開は手術ゆえに、
身体への負担が増大します。
帝王切開で出産された方にしかわからないつらさがあったと思います。
その上で、同様の産後の生活を送っていくのですから、身体への負担は増えるばかりです。
だからこそ、帝王切開の方にも産後のケアは大切なのです。
帝王切開だといつから骨盤矯正できる?
大体のところが産後2カ月からOKとされています。
なごみmommyの産後骨盤矯正コースも同様です。
ただし、うつ伏せになって傷が痛むようであれば
もう少し回復を待っても遅くはないです。
産後骨盤矯正は早く受けないと効果がなくなるわけではないですからね。
施術の大部分は横向きの姿勢で行いますが、
傷の回復の妨げになることは望ましくありません。
まとめ
帝王切開でも骨盤矯正が必要な理由についてお話しました。
・骨盤が歪む原因は出産より産前産後の日常生活
・ホルモン分泌や骨盤の緩みは経膣分娩と大差ない
・産後骨盤矯正が受けられるのは産後2カ月以降
本日もお読みいただきありがとうございました^^
練馬区内(光が丘、練馬春日町、豊島園、平和台、氷川台、石神井公園、大泉学園、など)出張料無料でお伺いしています。
ご自宅で受けられる産後骨盤矯正をどうぞご利用ください^^
LINE公式アカウントでもご予約やお問合せ可能です。
不定期でお知らせが届きます。(現在月1~2回)
フォームからのお問い合わせはこちら↓