いつも産後の骨盤についてお話していますが、
具体的に骨盤の歪み(ゆがみ)については
投稿していなかったので、
基本的な解説をしていきます。
骨盤の構造
骨盤の骨
骨盤は、下半身の骨格の中心的な構造で、
仙骨、尾てい骨、腸骨(腸骨、坐骨、恥骨)
という骨から構成されています。
独特の形状の骨が互いに結合して骨盤を形成します。
骨盤の役割
骨盤の働きには
・座っているときに体重を支える
・内臓(膀胱、子宮、直腸)の保護
・歩行や立位姿勢など動作の補助
などがあり、重要な役割を担っています。
骨盤が開く仕組み
骨盤には仙腸関節、腰仙関節、恥骨結合などの
関節(骨と骨を繋ぐ組織)があります。
仙腸関節、恥骨結合などは、
ほとんど動かない半関節といわれるものですが、
出産時にはここを柔らかくすることで骨盤を開きます。
普段ほぼ固まっている組織が緩んで骨盤を開いていくわけです。
ホルモンの作用もあるとはいえかなりの痛みを伴うのは当然ですね。
ちなみに第一子出産時は仙腸関節がメリメリ開いていく感覚が非常に印象に残っています。
拷問かと思った(笑)
骨盤の歪みって何?
では、骨盤の歪みとはなんでしょう?
骨盤の歪みとは
正確な定義があるわけではありませんが、
骨盤の歪みとは、骨盤が正常な位置から
ずれてしまうことを指します。
数ミリレベルの位置の違いであったり、
位置ではなく可動性の話であったりするので、
見た目にはほとんどわかりませんし、
自覚症状もないことがほとんどです。
たまに体性感覚の鋭くて自分の歪みを
正確に捉える方もいらっしゃいますが。
大抵、自分の身体についてが一番わかりません。
上述した、仙腸関節、恥骨結合や、股関節などの
関節の柔軟性の差異によって生じます。
骨盤の歪みの原因
骨盤のゆがみの原因は、
姿勢の悪さや筋肉のバランスの悪さ、
運動不足や過剰な運動、
長時間同じ姿勢で過ごすことなどが考えられます。
また、怪我や事故によるもの、先天性のものもあります。
出産も、数ある原因の一つです。
骨盤のゆがみや歪みが引き起こす問題
骨盤が歪むと、脊椎や股関節など周囲の骨や筋肉に影響を与え、
不快感や痛みなどの問題を引き起こす可能性があります。
・腰痛、股関節痛
筋肉や靭帯に過剰な負荷がかかることで痛みを引き起こします。
・歩行の不安定さ
骨盤の歪みによって生じた脚の長さの違いや、
左右の筋肉にかかる負担の偏りなどから
走行への影響がでます。
・骨盤底筋の機能低下
骨盤の位置によっては骨盤底筋が働きにくくなります。
これにより、上半身を含めた姿勢に影響がでたり、
尿漏れや膀胱炎などの問題が生じる可能性があります。
・内臓の位置の変化
骨盤が歪むことで、内臓の位置が変化することがあります。
これにより、便秘や下痢などの消化器系の問題が生じる可能性があります。
本日もお読みいただきありがとうございました^^
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