産後の不調に効くツボ

普段は関節や筋肉をメインにアプローチしているので、
あまり使うことはないのですが、
あん摩マッサージ指圧師のため、一応ツボの知識もあります。

ときに筋肉の緊張をとるために活用したり、
セルフケアに応用したりするので、
産後の不調に使えるツボを紹介していきます。

ツボのセルフケア方法

セルフによる刺激方法は、指圧、温灸、皮内鍼、温熱、ストレッチなど、様々ありますが、
基本的に自分で指圧しやすいツボを選びました。

せんねん灸や皮内鍼など、お手元にあれば活用していただいてもかまいません。

お米をサージカルテープで固定する方法もあります。

ツボの場所はなんとなくわかれば十分です。
(ポイントがあるものもありますが)

気持ちのいいところをみつけて、
自分なりの心地よい力で刺激してあげましょう。

眼精疲労に効くツボ

個人差もありますが、産前産後は目が疲れやすくなります。
新聞が読めなくなったという妊婦さんもいました。

東洋医学的では子宮と眼の繋がりが重視されており、
大正生まれの祖母などは「産後は針仕事をするな」と言われたそうです。

整体的に捉えると、頭がい骨と骨盤は連動関係にあり、
眼の疲労は頭がい骨に影響を与えやすいことを考えれば
産後に眼を酷使するな、という教えも頷けます。

まあ、実際はスマホ見ちゃってましたけど笑

四白(しはく)

瞳の真下、骨の際から親指一本分下にあるくぼみを探す。

攅竹(さんちく)

眉頭付近を指でさぐると見つかるくぼみ。

薄毛に効くツボ

ビックリするくらい抜けますよね。
掃除が面倒で長かった髪をバッサリ切りました。
(乾かす時間を減らしたかったのもありますが)

ちょうどお食い初めの時期が薄毛絶頂期で、
友人たちと写真を見せあって笑いました。

妊娠中に抜けなかった分が抜けていくから問題ないとはいえ、
髪質も落ちていると余計にボリュームが減って見えてしまいます。

頭皮の血流をよくすることである程度対策できると考えます。

百会(ひゃくえ)

頭のてっぺん。両耳の上端を結んだ線の中央。

通天(つうてん)

百会の外前方親指一本分くらい。

百会は頭のてっぺんですが、思ったよりも後ろに位置しています。

ピンポイントであてるのもよいですが、
頭頂部をマッサージするようにすると自然に刺激されます。

睡眠不足に効くツボ

睡眠、多くのママがお悩みだと思います。
とくに最初のうちは授乳も小間切れですしね。

眠気覚ましにも使えますが、
眠りの質を上げる事にも役立つので、眠る前にもおすすめです。

百会(ひゃくえ)

頭のてっぺん。両耳の上端を結んだ線の中央。

天柱(てんちゅう)

ぼんのくぼ(中央)から外に親指一本分と少し。

肩こりに効くツボ

おむつ替え、抱っこ、授乳、
腕を前に出す作業が多いので肩もこりますね。

肩井(けんせい)

首の付け根と肩先の中間。

外関(がいかん)

頭痛に効くツボ

睡眠不足や肩こりから頭痛になるママもいます。

頭痛は緊張性頭痛と片頭痛とあります。
ドクンドクンという拍動に合わせるようにズキンズキンと痛む片頭痛の場合は一つ目の合谷が特におすすめです。

合谷(ごうこく)

手の甲、親指と人差し指の間。

頭痛や、歯痛、便秘にまで効くとされている万能のツボですが、
とくに片頭痛にはこちらのツボを勧めます。

私自身が頭痛の際、このツボを刺激するとスーッと頭痛が治まるので重宝しています。
(ただ、押し続けないと効果が持続できないときもあり、その時は皮内鍼やお米テープを活用します)

このツボは押し方に少しポイントがあって、人差し指側の骨の際を狙うように押します。
痛いですが、上半身の巡りが整う感覚がありますよ。

天柱(てんちゅう)

ぼんのくぼ(中央)から外に親指一本分と少し。

腱鞘炎に効くツボ

腕を酷使して腱鞘炎になってしまうママも少なくないですね。
痛むのは手首ですが、原因は腕の筋肉の緊張にあるので、指圧やマッサージでほぐしてあげましょう。

孔最(こうさい)

親指側、肘の横じわ端と手首を結んだ線の中央より少し上。

太淵(たいえん)

手首の横じわと親指の外側の縁が交わるところ。

※実際に炎症が起きている(熱感がある)時には患部は刺激せず冷やしましょう。

腰痛に効くツボ

抱っこの疲れが腰に来るママも多いです。
産後は全体的に筋力が低下しているので、腰の筋肉に負担が集中してしまうためです。

背中の筋肉は自分では押しにくいので、比較的押しやすいサイドから刺激します。
実際に施術でもここの刺激と呼吸を合わせて背部を緩めるようにアプローチしています。

志室(ししつ)・胃倉(いそう)

本来は腰の背骨(腰椎)の位置から横にスライドして取穴しますが、
ここでは超簡易的な取り方をお伝えします。
(なので多少ずれますが、気持ちよいところを探してもらえればOKです)

親指を背中側、人差し指~小指をお腹側にして手を腰に当てます。
(最も自然に腰に手を当てるスタイルです)

その時に親指があたる部分が志室、そこから上にスライドして肋骨の際にあたるところが胃倉です。

※肋骨を押さないように

委中(いちゅう)

膝裏。折り曲げた時の横じわ中央。

腰痛のツボとして有名な場所です。
腰が緊張しているともれなく膝裏も固くなっています。
急性腰痛などで、腰に直接触れない時などにも有効です。

股関節痛に効くツボ

股関節痛を訴える方も時々いらっしゃいます。
とくに産後間もない時期の歩行の不安定さと相まって、痛みが出てしまうパターンが多いです。

居髎(きょりょう)

骨盤の前の出っ張りと、お尻横の出っ張り(大転子)を結んだ線上の中間。

風市(ふうし)

直立して腕を垂らしたときに中指先端が当たる部分。

骨盤の歪みに効くツボ

とりたてて不調はなくても産後の骨盤がゆがんでるかどうかは気になりますね。

お腹を意識して姿勢よくするだけでも歪みの予防改善に役立ちます。
土台である足のバランスが悪いと骨盤も歪みやすくなります。

丹田(たんでん)

へその下エリアを丹田と呼びます。
東洋医学では生命エネルギーが蓄えられている場所とされています。

ツボ刺激というより、さすって温めてあげたり、
ここに重心を持って来るよう意識してみましょう。

勇泉(ゆうせん)

足裏の最もへこむところ。土踏まずから足の中指に向かって指を滑らせて止まるところ。

然谷(ねんこく)

内くるぶしの斜め前下方。足底と足の甲の境目。

産後は外側重心になりやすいため、
土踏まずを刺激してあげることで重心を中央に戻します。

尿漏れに効くツボ

尿漏れは骨盤底筋の緩みから発生するので、
基本は骨盤底筋トレーニングをすることをおススメしますが、
ツボを刺激するなら泌尿器系の気の巡りをよくする腎経・膀胱経がよいと考えます。

中極(ちゅうきょく)※強く押さない

恥骨の中央上縁から上に親指1本分。

※産後は腹直筋離開している可能性が高いので、強くは押さないこと。
温める気持ちで優しく刺激してあげましょう。

勇泉(ゆうせん)

足裏の最もへこむところ。土踏まずから足の中指に向かって指を滑らせて止まるところ。

然谷(ねんこく)

内くるぶしの斜め前下方。足底と足の甲の境目。

便秘に効くツボ

便秘にはお腹のマッサージが有効です。
押してみると意外と痛いです。

手のツボは大腸経という、腸の動きをよくするためのツボでもあります。

天枢(てんすう)

へそから外に親指1/2本分。

合谷(ごうこく)

手の甲、親指と人差し指の間。

人差し指側の骨の際を狙うように押します。

本日もお読みいただきありがとうございました^^

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