体重が戻っても妊娠前のパンツが入らない原因

先日の記事

知らずに「お尻を広げる座り方」していませんか?

でも取り上げましたが、

「妊娠前のパンツが入らない」というお悩みは
とくに多いので、今回もその原因について触れていきます。

パンツが入らない主な原因

体重が戻っても妊娠前のパンツが入らない原因

体重が戻っても体型が変わらない、
体重がもどったのに妊娠前のパンツが入らない

その原因は

①筋肉が落ちて脂肪が残った可能性
②骨格(姿勢)の癖による肉付きのアンバランス

と、前回の投稿(お客様の声の補足)でもお伝えしました。
かなりあっさり書いたので、
今日はこちらについてもう少し詳しく解説していきます。

①筋肉が落ちて脂肪が残った可能性

筋肉と脂肪は、同じ体積だと重さが違います。
脂肪の方が軽いのです。

重さが同じなら体積は脂肪の方があるので、
同じ体重でも太って見えたりするのはそのためです。

妊娠中に増えるのは主に脂肪です。
そして、産後に落ちやすいのは筋肉です。
(文字に起こしてみると悲しすぎる現実w)

産褥期は起き上がることも推奨されていませんし、
筋肉が落ちやすいのは、ある程度しかたがないと言えます。

だからこそ、産後に体型を戻したいなら
体重だけを指標にすることは危うさがあります。

体重=体型ではないのです。

骨格(姿勢)の癖による肉付きのアンバランス

体重が戻っても妊娠前のパンツが入らない原因

多くの筋肉は骨に付着しています。
(それを骨格筋といいます)

骨の位置が変わると筋肉の位置が変わります。

これは整体院に勤めていた頃の院長の言葉ですが、

「骨が動くと筋肉が動く。
筋肉が動くとその上にある脂肪が動く。

だから脂肪や筋肉のような
表面にアプローチするよりも、
骨にアプローチした方が早い」

そうなんです。

さすがに「お腹の肉が胸に付く」
というような大移動はしませんが(笑)

姿勢(骨の位置)が変わることで、
肉付きの印象もガラリと変わってきます。

これは良くも悪くもどちらにも
変わりえる、という意味です。

つまり、パンツが入らないというパターンでは、
股関節の癖がお尻や太もも外側の肉付きを増大
させてしまっている可能性が高いということです。

産後の身体の特徴

体重が戻っても妊娠前のパンツが入らない原因

骨盤のゆがみ

産後「骨盤が開く」とはよく言われる言葉ですが、
実際には開いているわけではありません。

妊娠中の負担、
出産時の負担、
産後の生活の負担、

それらが作り出した身体の癖が、
骨盤の傾きの癖(ゆがみ)を生み出した結果、
骨盤が開いているように感じさせるのです。

そしてその骨盤の癖が今度は
股関節の癖を生み出していきます。

(逆の場合もありますよ。股関節→骨盤という)

股関節のゆがみ

股関節は骨盤の骨と足の骨で作られる関節です。
そう言うと骨盤の一部とも言えますね。

産後の骨盤矯正で
主に調整しているのは股関節だと
言ってもいいほど、重要なところです。

骨盤同様、妊娠中や産後の生活による負担で
癖(ゆがみ)が出やすいのです。

筋力低下

妊娠中、ホルモンの影響で
常に負担にさらされていた筋肉は疲労困憊。

産褥期の寝たきり生活も筋力低下を促しますが、

※だからといって動くことをおすすめしない理由は
前回の記事でも取り上げました。
漫画でわかる「産後に横になるべき理由」

妊娠中から、股関節を構成する筋肉は動きを制限されるため
(これは、個人的に妊娠初期から実感しました)
筋力が落ちることは妊娠した時点で不可避なのですね。

さらに姿勢維持の要でもある骨盤底筋群は、
赤ちゃん(子宮)の重みで伸びきったハンモック状態。

産後は姿勢を正すだけでも筋トレになるほど、
筋力が落ちてゆがみやすい状態でもあります。

体脂肪率の変化

体重が戻っても妊娠前のパンツが入らない原因

上述した通り、産後は筋肉が落ちて、
脂肪が残りやすい状態です。

体重だけでなく脂肪率の変化も見るようにすると、
発見があるかもしれません。

妊娠前のパンツが入るようにするための対策

骨盤底筋群のトレーニング

姿勢維持の要、骨盤底筋群。
ここを意識するだけでも姿勢が変わります。

かなり前に書いた記事で読み苦しいところもありますが…↓

骨盤底筋群トレーニングやり方

逆にここを疎かにして他のトレーニングを進めると
結果的に効率が悪くなることもあります。

なので、お客様にエクササイズを指導する時には、
順番や、習得具合をかなり意識しています。

股関節周りの筋肉を鍛えるエクササイズ

ある程度骨盤底筋の感覚がつかめてきたら、
股関節周りのインナーマッスルに
エクササイズでアプローチしていきます。

・お尻の筋肉のトレーニング
(大殿筋ではなくて奥のインナーマッスル)

・腸腰筋のエクササイズ

などを行いますが、こちらは別途記事にできたらと思います。
(しばらくお待ちください)

こういったインナーマッスルを鍛えるには、
ヨガやピラティスがおすすめです。

食事や睡眠の改善

意外と見落としがちな食事と睡眠。

食事に関しては以前こちらの記事で書いています↓
「産後の食欲が止まらない!」原因と意外な対処法

さて、もう一方の睡眠…

大抵の不調は睡眠が解決するように、
睡眠が体型に与える影響も、
長い目でみれば大きいものです。

とはいえ、産後は睡眠に悩まされる時期でもありますね。

夜間授乳はミルクであればパパに代わってもらうのも一つの手です。

母乳だったり、代わってもらうのが難しい場合は、
睡眠の質を上げることを意識してみましょう。

食事や、日光浴、首周りのストレッチ、
深呼吸、ホットアイマスクなど、
簡単に取り入れられる対処法で、
短い時間でも回復の効果を高められたらベストだと思います。

本日もお読みいただきありがとうございました^^

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